本年4月より民家ホテル「金ノ三寸」に宿泊されたお客様おひとりに1本「高岡の水」
を召し上がっていただいています。今まではインポートのお水を使用しておりましたが
地産地消に切り替えさせていただきました。
この水はその前身は「高岡銘水物語~おいしい万葉の水~」であり平成11年に現在の名前に変更しています。ホテルで出す高岡の水は富山大学芸術文化学部の協力の元,デザインを一新、さらにはリサイクル率の高いアルミボトル缶としてリニューアルされたものです。
デザインは高岡を象徴する瑞龍寺、高岡大仏、勝興寺が描かれバックに立山連峰が望めます。その手前は金屋町の石畳みがイメージされています。
お水は高岡市の上流佐野水源地にて取得した地下水に紫外線処理を施した水をボトルに詰めたものです。コクとマロヤカサが特徴で評判も上場です。
確かに水道水独特のカルキ臭さもなくおいしい水だと思います。
一番の特徴は未開封だと10年間保存が可能ということです。本年1月1日能登を震源として発生した能登半島地震もしかり予期せず発生する自然災害のための備蓄用の水としても重宝されているとのことです。
富山県はとても水が豊富でおいしいところだと思います。家庭の水道の蛇口をひねって出てくる水を普通に飲めるというだけでも驚かれる昨今、ここ高岡はそれが当たり前の地域です。それは立山連峰をはじめとする富山県を流れる川の上流にそびえる3000メートル級の山々からの雪解け水が伏流水となって下流に流れてくからです。そんな素晴らしい水がこの地にあることをお客様にはお伝えしてこなかったことに関しては反省しかありません。野菜、魚、米、そしてお酒がおいしいとお伝えする前にそれらすべての原点を担う水こそが富山県の誇りとしっかりと伝えていかないといけませんでした。これからはしっかりとそのことをホテルからもお伝えして参ります。「高岡の水」を飲んでいただいて。