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負けるな能登半島!
2024.2.15 up

2月12日民家ホテル「金ノ三寸」スタッフにて輪島復興ボランティアに行ってきました。

3名の登録での参加でしたが2名がボランティアに参加しました。

あられの降る朝、AM6時5分に石川産業振興センターに集合して途中金沢駅を経由してバスで被災地に向かいます。

移動中、他県ナンバー車をたくさん見かけます。支援のため被災地に向かわれる人、工事関係者等3連休の普段とは全く異なる光景に車窓からも緊張感が伝わってきます。被災地までの道路状況も万全ではなくところどころが土砂崩れや陥没により通行不能となっており迂回が必要なところが多くそのたびに渋滞が起きていました。バスを走らせるにつれてその頻度が高まり被災地へ向かっていることを否応なしに感じさせられます。

普段の約倍の時間の4時間を要して目的の被災地輪島に到着しました。「輪島市災害たすけあいセンター」というボランティア活動団体が立ち上がっていて采配をされています。大きなショッピングセンターの駐車場を借りて受付を行い簡単なレクチャーで活動内容の説明を受けます。無理をしないということの最後に被災者への配慮として土足で入らない、画像を取ってSNSにアップしないということをお願いされました。我に返った一瞬でした。被災された方々のプライバシーを守るという基本的なことが前提としてこの活動は成り立っており興味本位な行動は慎まないといけません。

レクチャーのあとは作業のマッチングとなります。ボランティアの必要な人は事前に申し入れをする仕組みになっており申し込みのあった人のところへの配置となります。今回は軽作業班3班と支援物資の配給の作業2班に分かれます。葉月スタッフは初参加ということもあり配給作業に回りました。企業からの支援も含めて水やブルーシート、衣類、生活雑貨等が届けられておりそれを受け取りに来られた住人の皆様にお渡ししたり運搬を手伝ったりします。仕切っておられたスタッフは北海道と静岡の行政の皆様でした。約1週間単位で滞在し、まだライフラインが完全ではない輪島にて宿泊されているとおっしゃっておられました。たくさんの方が配布の時間を待って支援物資を取りに来られました。水、ブルーシート、防寒着等がどんどんとなくなり大変な生活をされておられることがひしひしと伝わってきます。住人の皆さんが誰一人下を向いていないのには逆に励まされました。何としても生きていくという強い意志を感じました。「頑張ってください」はかける言葉としてはあまりお勧めではないので心の中でお声掛けさせていただきました。

近年は水害も含めると毎年どこかで大きな自然災害が発生しています。報道はその間ずっとトップニュースで被災地の現状を映像で伝えてくれます。家にいながら被災地の状況がわかるため被災地に行った気になりがちですが場面を切り取った映像からは真の状況は伝わりにくいということを実感しました。輪島の状況は想像以上でした。大きな揺れがあったことを感じさせる光景がいたるところで見られます。それは大変に不謹慎な言い方ですがホテルが有る高岡の現状とは比較になりません。いたるところで家が全壊となっていて鉄骨のビルが液状化で傾いたり倒れたりしている光景は映画のセットの様でした。それ以上に大変なのが火災です。プロパンガスの爆発が端を発した大火災は輪島朝市の行われる通り一帯を含め広範囲を焼き尽くしました。焼け野原となった現場を目のあたりにして声を失いました。少し歩いてみました。骨組みだけ残る建物、焼け焦げた車等目をそむけたくなる光景が続きます。そんな中、だれがとりだしたかトラと牛の鉄置物が原型をしっかりととどめておいてありました。手に取ってみた牛は高岡製のものでした。この地で高岡で作られた置物が売られていたこと、大きな火災にあったこと、それでも形をとどめていることを思うと胸が熱くなります。

被災地の状況を考えると一人のできることは本当に微力です。特に能登という地理上のハンデキャップのため被災地への移動時間が活動時間の約2倍かかってしまう現状、被災状況の非尋常さを考えると震災前の姿に戻るにはかなりの時間が必要だと思います。それでも復興を願っている人がいる限りは何年かかっても進めていく必要があります。私たちもそれを信じて支援をしていきたいと思います。微力ですが時間を見つけてまたお手伝いに行きたいと思っています。今は復興のためのお手伝いに輪島に行きますがいつかはおいしいもの食べに、美しい自然を見に、能登で暮らす人に会いに行ける日が必ず来ることを願って。

季節は冬から春へと移り変わろうとしています。能登は元来たくさんの恵みを自然から頂いているところです。その自然が能登の地を揺るがし大きな被害を与えました。今は何もなかったかのように春を呼び込んできます。不思議な気持ちになりますが自然の移ろいではなく本当の意味での春が能登の地に1日でも早く訪れることを願わずにはいられませんでした。

負けるな能登半島!と心の中で応援しながらバスに乗り込みました。

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